―ファイブ・ローゼス

イタリアで初めてボトリングされ販売されたロゼワインです。誕生は1943年でした。ブドウはネグロアマーロが90%、マルヴァジーア・ネラが10%です。

 

その商品名は、サリーチェ・サレンティーノにある「ファイブ・ローゼズ」という地名だけでなく、ほぼ伝説となっている伝統、つまりレオーネ・デ・カストリス家が何世代にもわたって5人の子供を授かったことにも由来しています。第二次世界大戦の終戦間際に、同盟国の物資調達担当だったチャールズ・ポレッティ将軍が、大量のロゼワインの提供を求めました。望まれたのは米国の名前が付いたイタリアのワインです。こうしてファイブ・ローゼズが生まれたのです。

ファイブ・ローゼズの詳しい情報

ワイン・シートへ

ファイブ・ローゼズは、ネグロアマーロのブドウの特徴が生かされ、一目見るとその独特な澄んだサクランボ色に心を奪われ、チェリーとストロベリーのフルーティーな香りに魅了されます。口に含めばフレッシュかつスムーズで、心地よい余韻が残ります。

1993年には、「ファイブ・ローゼズ・アニバーサリー」が誕生しました。テイストも市場でのポジションも伝統的なファイブ・ローゼズとは異なる商品で、ブドウはネグロアマーロが80%(従来のファイブ・ローゼズはほぼ90%)、マルヴァジアが20%となっています(従来は10%)。ファイブ・ローゼズの誕生50周年を記念して生まれた非常に特別な商品です。

「ファイブ・ローゼズ・オブ・ネグロアマーロ」は、レオーネ・デ・カストリスの「ファイブ・ローゼズ」の物語を味わえる小説です。

この作品は、レオーネ・デ・カストリスの歴史に残る銘柄「ファイブ・ローゼズ」にまつわる話を描いています。

10万部が印刷され、ファイブ・ローゼズを愛する人たちに贈られました。

物語の主人公は、卓越した気質を持ったビジネスマンで、弁護士のドン・ピエロです。現当主の祖父に当たります。イタリアは1943年9月8日に休戦協定を迎え、歴史上最悪と言える時代でしたが、ピエロは数え切れない悲惨な困難の中でも、良質のワインつくるため全力を尽くしました。1943年の末、占領下のプーリア州は、爆撃や全権を持つ将官たちの下にあり、取引所も閉鎖されていましたが、主人公は次の世代の消費者のために優れた革新的なワインをつくることができました。これが戦後のワイン輸出の拡大の基礎をつくったのです。この物語は、3世代にわたって今日まで描かれており、ブドウ畑やワインを語りながら、ワインを味わって飲むような展開となっていて、読者の関心を引いてやまない小説です。

 

「ファイブ・ローゼズ・クラブ1943」というワインバーが2014年6月28日にオープンしました。場所は、サリーチェ・サレンティーノのワイナリーの前です。シンプルかつエレガントなデザインで居心地がよく、当社の価値を高めるために生まれました。過去と未来をつなぎ、ワインの愛好家がワインや質の高いプーリア州の産品を味わえる場所を提供しています。

 

2019年11月7日にはレッチェ市の中心部に「ファイブ・ローゼズ・クラブ1943 n.2」もオープンしました。そのコンセプトは居心地がよく洗練されたおしゃれな場をお客様に提供することで、リラックスして「レオーネ・デ・カストリス」のあらゆる商品を味わうことができます。

 

どちらのワインバーも、イタリアで初めてボトリングされサレントの名を世界中に広めたロゼワインに捧げられています。このプロジェクトは、「ロゼ」ワインについて愛好者を通じて伝え、「ファイブ・ローゼズ」ファミリーのすべてのファンの間で意見や情熱を交わすことを目的としています。

 

所在地:Five Roses Club 1943, Via Senatore De Castris n.65, Salice Salentino

オープンは4月から10月。

電話: 3498253132

電子メール: fiveroseswinebar@leonedecastris.com

 

所在地:Five Roses Club 1943 n.2, Via Salvatore Trinchese 87/b, Lecce

火曜から日曜の夕方通年オープン。

電話:T+39 0832 407785 C.+39 3661378323

電子メール: fiverosesewinebar.n2@gmail.com